「向日葵の咲かない夏」 道尾秀介 新潮文庫2009/04/25 22:15

あすから夏休みというその日、僕は自殺したS君を発見した。急いで学校へ戻り先生にそのことを伝え警察が現場へ向かったがS君の死体は消えていた。僕は困惑しながらも妹のミカ、近所に住むトコお婆さん、そして当の本人のS君と真相を調べ始める。

「2009年版このミステリーがすごい!」作家別投票第一位だそうです。まだ若いようですが、すごいですね。で、作品ですが、最初読み進むにつれ、あまり好きになれないタイプの話だなぁ、という印象を持ちました。どこまで読んでもモヤモヤが残ってました。

例の如く、いろいろなところで引っ掛かりまくっていたのですが、最終盤まで読んでその理由が理解できました。それでもなんかすっきりしなくて気持ちが悪かったのですが、きちんと考えながら再読したらこの作品、ちゃんとしてるんです。読み手としての私の姿勢か、単純な趣味の問題です。

エキサイティングで楽しくて、というところはないですが、確かにすごい作品だと思いました。たぶん、好き嫌いは別れると思います。あまり私の好きなタイプではないですが、ちゃんとした作品であることは認めざるを得ない、そんな感じでした。ところで、ミチオ君は道尾君なんでしょうか?

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