「果てしなき渇き」 深町秋生 宝島社文庫2008/06/11 23:30

元刑事の警備員藤島は非常呼び出し先のコンビニで凄惨な殺人現場に遭遇する。元の同僚に事情聴取を受ける中、別れた妻から突如姿を消した娘加奈子の捜索を懇願される。加奈子の残したドラッグと暴力に翻弄される中、藤島は娘を見つけ出すことができるのか。

第3回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作です。作者ですが、若いですね。1975年生まれだそうで。昭和で言えば50年です。恐るべし。

ですが、正直言ってこの作品は好きになれないですね。単に好みの問題だと思いますが、読んでてちょっと気分が悪い。タブーを踏もう踏もうとして書いているように見えるのは私だけでしょうか。

それでも何かそれにふさわしい主題があって、そういう必然性が感じられるならともかく、センセーショナルな感じが遥かに強くてなにを読ませたいのかよくわからなかったです。場末の食堂で「挑戦!激辛ラーメン」とかやってるのを見るような感じでした。残念ですが、この作品、私の中ではゲテモノです。

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