「ローマ人の物語21~23」 塩野七生 新潮文庫 ― 2006/06/19 22:58
この巻では、帝政初期、紀元1世紀のローマを訪れた危機を描いています。ちょうど、カエサル、アウグストゥスから始まるユリウスクラウディウス朝が、後世暴君と呼ばれるネロで終焉を迎え、次から次へと皇帝が倒れる混乱の時代のようです。
次々と皇帝が交代していく中で、ローマ人同士の内乱あり、天災あり、せっかくコントロール化にあったゲルマン民族による武力蜂起ありで、事態は混迷の度合いを深めていきます。
帝国が大きくなるにつれて、ちょっとした行き違いが大きな問題の元になってしまう様子が興味深いですね。ただ、公共、経済システムがそれなりに機能していた時代だからこそ、大事にならなかったのではないかと思えます。
このときのローマのように、今、日本の総理大臣が年に3回も交代したりしたら・・・
実は、ぜんぜん影響ないかもしれませんね。幸か不幸か。
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