「ローマ人の物語41~43」 塩野七生 新潮文庫 ― 2012/03/06 23:28
とうとう完結です。とはいえ、東ローマ帝国のコンスタンティノープルの陥落のような華々しい最後ではないです。ぐだぐだといつの間にか終わってました。という感じの最後です。フェードアウトですね。
本文最後のところから引用。
この『ローマ人の物語』全十五巻は、何よりもまず私自身が、ローマ人をわかりたいという想いで書いたのである。書き終えた今は心から、わかった、と言える。
そして、読者もまた読み終えた後に「わかった」と思ってくれるとしたら、私にとってはこれ以上の喜びはない。
まだ、ちょっとわからないです。先生。もう10年くらいかかるかもしれませんが、また読み返して勉強します。
1巻から読み始めて、足かけ7年になります。これだけ長く同じシリーズを読んだ事はなかったので感無量ですね。また、そのうち読み返そうと思います。
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